2026年3月、STEPNコミュニティで久しぶりの大きな議論が起きました。
「#STEPNPanda26 Raffle」——パンダバッジ保有者だけが参加できるはずのレジェンダリースニーカー抽選に、参加費として10万GMTが必要という条件が明らかになり、ユーザーの不満が一気に噴出したのです。
何が起きたのか、なぜここまで反発が広がったのか。時系列と背景を整理します。
#STEPNPanda26 とは何だったか

まずイベントの全体像を把握しておきましょう。
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エンハンスメント期間(パンダバッジ獲得チャンス)
この期間中にスニーカーを1回でもエンハンス(強化)すると、パンダバッジと背景が付与されます。さらに各エンハンスで25%の確率で「父・母・息子・娘」のいずれかのパンダスキンが当たります。エンハンス1回でエアドロップの対象にもなります。
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ラッフル参加期間(バッジホルダー限定)
パンダバッジを取得したユーザーのみがラッフルに参加可能。エントリー費用は10万GMT(落選時は全額返金)。賞品はSolana上のレジェンダリースニーカー「Panda Godfather」5足。さらに別途、バッジ保有者(エンハンス1回以上)からランダム3名へのエアドロップも実施。
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ラッフル終了・当選者発表
ラッフルが締め切られ、5名の当選者が決定。落選者への10万GMT返金も実施。
炎上した理由:「バッジ+10万GMT」という二重の壁

警告
炎上の核心 「パンダバッジ保有者限定のラッフル」だと聞いてユーザーが期待したのは「バッジさえあれば参加できる(無料か少額)」という体験でした。ところが蓋を開けると参加費10万GMTが必要だと判明し、SNSに驚きと怒りが溢れました。
ラッフルって普通は無料か格安で入れるものでしょ。バッジを取るために頑張ってエンハンスしたのに、そこからさらに10万GMTを払えっていうの?
バッジ取得だけで相当なコミットメントが必要なのに、さらに参加費まで取られるなら、これはもはやラッフルじゃなくてオークションに近いよ。
ユーザーの怒りは2つの構造的な問題から来ています。
問題①:「バッジを持っている=参加できる」という期待
パンダバッジはエンハンス1回で誰でも取得できます。つまり参加ハードル自体は低く設定されており、「バッジを持っていれば抽選に参加できる」という期待を多くのユーザーが持っていました。
ところが実際にはバッジはあくまで"入場資格"に過ぎず、抽選に参加するためにさらに10万GMTが必要でした。「バッジ=報酬への優先権」という期待が、「バッジ=有料ラッフルへの参加資格」という現実に裏切られた形です。
問題②:「ラッフル」という言葉への期待とのズレ
コミュニティでは従来、STEPNのレジェンダリー配布には大きく3種類の方式があると認識されていました。
| 配布方式 | 誰が有利? | ユーザーの認識 |
|---|---|---|
| ラッフル(抽選) | 運の良い人 | 無料〜少額で参加できる公平な抽選 |
| オークション | 財力のある人 | お金を出せる人が勝つ仕組み |
| エアドロップ | 熱心なプレイヤー | 貢献度・実績への報酬 |
今回の設計は「バッジ(=熱心なプレイヤー条件)+10万GMT(=財力条件)」を組み合わせたもので、どちらの方式にも明確に当てはまらないハイブリッド型でした。これが「ラッフル」と告知されたことで、ユーザー側の期待と現実の間に大きなギャップが生まれました。
運営側の意図
FSL(STEPN運営)がこうした設計を採用する背景には、いくつかの意図が読み取れます。
情報
運営側が有料ラッフルを好む理由(推察)
- レジェンダリーの希少性維持:参加ハードルを上げることで「誰でも当たる」状況を防ぎ、レジェンダリーの価値を守る
- GMT消費の促進:参加費として大量のGMTを集めることで、市場からGMTを吸収しトークノミクスを安定させる
- コミュニティの盛り上げ:高額の参加費と限定5足という希少性が話題を呼び、イベントに注目を集める
なお、落選時は10万GMTが全額返金される設計のため、最終的にGMTは当選者の分しか消費されません。
コミュニティが求めていたもの
ユーザーの大半は「バッジという貢献に対してフェアな抽選チャンスを与えてほしい」と期待していました。
レジェンダリースニーカーは市場では非常に高値がつく資産です。だからこそ、「頑張ってバッジを取った自分にも当選のチャンスがある」という体験が重要でした。参加費10万GMTという条件は、その期待を「お金のある人だけの抽選」に変えてしまうものとして受け取られました。
注意
今後のイベントへの影響
今回の炎上がFSLの姿勢にどう影響するかは注目点です。配布方式の説明を事前に明確化する、参加費の水準を見直す、といった対応がなければ、熱心なプレイヤー層の不信感が積み重なるリスクがあります。
まとめ
ヒント
今回の炎上ポイント整理
- 炎上の核心:「バッジホルダー限定+参加費10万GMT」という二重のハードル
- ユーザーの期待とのズレ:「ラッフル」=無料〜少額参加という認識が裏切られた
- 構造的な問題:バッジ取得(努力)に加えてGMT(財力)まで求められる設計
- 運営の意図:希少性維持・GMT消費促進が目的と見られるが、コミュニティへの説明が不足
- 今後の焦点:FSLが配布方式の透明性・公平性をどう改善するか
「パンダバッジを取った人への特別なチャンス」として盛り上がるはずだったイベントが、設計の説明不足によってコミュニティの不満に転じた今回の件。賞品のレジェンダリースニーカーの価値は本物であるだけに、ルールの透明性と事前の丁寧な説明がいかに重要かを改めて示すできごとになりました。
パンダバッジはどうやって取得するのですか?
3月16〜19日のエンハンスメント期間中にスニーカーをエンハンスすると、必ずパンダスキンが付与されます。エンハンスメント期間中に1回でもエンハンスするとパンダバッジと背景が付与されます。さらに各エンハンスで25%の確率で「父・母・息子・娘」のいずれかのスキンが当たり、エンハンス1回でエアドロップの対象にもなります。
10万GMTは没収されるのですか?
いいえ。ラッフルで落選した場合、10万GMTは全額返金されます。GMTが実際に消費されるのは当選者分のみです。
レジェンダリー「Panda Godfather」はどれくらいの価値があるのですか?
レジェンダリースニーカーはSTEPNの中で最高レアリティで、市場では非常に高値がつく資産です。今回の賞品は5足のみという極めて希少なもので、コミュニティ内での注目度も高い一方で、それだけに「誰でも挑戦できる設計」を求める声も大きくなりました。
今後、同様のラッフルはどうなりますか?
現時点でFSLから公式なコメントや設計変更の発表はありません。コミュニティからの反応を受けて、今後の配布方式や参加条件の説明方法が変わるかどうかが注目されます。


